もう一人の自分
自分自身を改善したり、夢を実現しようとする時、
いつも問題になるのが「もう一人の自分」の存在です。
「もう一人の自分」と言うと何のことだろうと
思われる方も多いと思いますが、
いわゆる「潜在意識」と言われるものです。
意識には「顕在意識」と「潜在意識」があることは
ご存じのことと思いますが、
潜在意識は、よく「海に浮かんだ氷山」に例えられます。
水面から出ている氷の部分が顕在意識とすれば
潜在意識は水面下に隠れている氷の部分であり、その大きさは
全体のおよそ90%を占めていると言われています。
一人の人間の中に、二つの意識があると言うのも不思議と言えば
不思議ですが、
私は、この潜在意識を「もう一人の自分」だと思っています。
この「もう一人の自分」は、過去における考え方や、心構えや
欲望などが貯蔵されていて、24時間休みなしに働いているすぐれ者です。
今、自分を取り巻く環境とか、人間関係とか、幸とか不幸と思えるものは
この潜在意識が現実に映し出されたものです。
だから、この潜在意識そのものが、本来の自分なのかも知れません。
従って、私達が、こうなりたいとか、こう変わりたいと思うことは、
「もう一人の自分」である潜在意識と、よく話し合って納得できれば
望むことは実現して行く訳です。
しかし、同じ自分なのに、この「もう一人の自分」と上手に付き合って
いくには、少しコツが必要です。
このコツさえ知ってしまえば、「もう一人の自分」は
あなたの願望達成のために24時間休みなしに働いてくれます。
「もう一人の自分」という潜在意識は、いつでも貴方の味方であり
いつでも、あなたの声が掛かるのを待ってる「メイド」みたいなものです。
ここでは、これから「もう一人の自分」である潜在意識の特徴や仕組み
などについて考えてみたいと思います。
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