オ〜!脳(のう)
文明が発達し、今は何でもデジタルの世の中。
ほとんど考えつくことは、今やコンピュータで作られ
不可能なものがないくらいに発達しています。
今後も、あらゆるビジネスモデルから精神世界の探求に至るまで
コンピュータの存在は、大きなものになっています。
しかしながら、何といっても
現存するコンピュータより1000兆倍も性能が高く、
驚くほどのデータ処理を行っている生物コンピュータがあります。
それが、我々が進化の過程で獲得した「脳」というコンピュータです。
人間の脳には、推定1兆個の脳細胞があると言われています。
今、脳が何かを考えると、思考を伝達する電磁回路ができ、その情報が
伝達されます。
はじめての情報の場合は、伝達に若干の抵抗や時間がかかりますが、
確実に伝達されます。
そして次回、同じ様に情報が発生した時は、この回路を使い、効率的で
より正確に情報が伝達されます。
いわゆるバイパスが出来上がり、より効果的に機能する様に脳は働いています。
私達の生物コンピュータである脳については、
最近、よく分かり始めてきていますが、まだまだ未知の世界です。
これまでの脳についての情報の95%は、過去10年間に蓄積されてきた
ものに過ぎません。
人間は、まだまた進化の途中であり、
人間の知性の歴史は、自分の脳を自分がいかに効果的に利用して行くかの
方法を探る研究の歴史であると言われています。
私達の脳は、
3才児までに、大人の脳の80%位まで成長し、
6才児で大人と同じ大きさになり、その後は成長しません。
他の身体の細胞のようには入れ変わったりはしません。
脳の重さは、体重のおよそ2%といわれていますが、
脳が使うエネルギーは、身体全体のエネルキーの
18%〜25%を消費していると言われています。
また、私達の脳は、大きく分けて「左脳」と「右脳」に分けられ
それぞれの働きや性質が異なっています。
私達は、これらの脳の仕組みや働きを知ることによって
自分と上手に付き合うことが可能になり、能力開発にも役立ちます。
私達は、どんな人でも、この素晴らしい生体コンピュータという
「脳」を持っていますが、
その使い方については、まだまだ未発達だといえます。
それは、通常のコンピュータの様な取扱説明書がないからです。
従って、私達は自分なりにマニュアルを作って行かなければなりません。
マニュアルを作るには
まず「脳」の働きを知ることから始めなければなりません。
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